Design Idea

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Kitchen

キッチンは、この数十年で裏方から表舞台へと場所を移し、コミュニケーション空間としての役割を担うようになりました。キッチンのプランニングは、ご家族のライフスタイルを、的確に把握することからになります。 誰が、どのような料理をし、調理器具は何を使うのか、キッチンを使う時間帯や頻度など、日頃の生活を振り返っていただきながら、暮らしつづく将来のことを考慮することいも心がけています。 調理した料理をダイニングテーブルへ運ぶ、食事の後の片付け、家族やゲストとのコミュニケーション、ユーティリティーへのアクセス、それから音や臭いの問題、ゴミや汚れなど、暮らしにおいてはとても現実的なことです。 家族のつながりや健康を想い、毎日利用されるキッチンが、見た目の美しさを大切にしながら、シンプルに機能的で使いやすいものにしたいと考えています。
 

 

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Bath

一日の疲れは、ゆっくりバスタブに浸かってと、バスルームには快適さや癒しも求められています。バスルームをプランニングする際には、システムバスにするか、現場施工のバスルームにするか、という選択もあります。現場施工のバスルームはプランやデザインの自由度も高く、高級感のあるイメージがあります。一方、システムバスの進化は目覚ましく、デザインや機能も素晴らしく、シンプルでお洒落なものが多くなりました。まずはバスルームで、どのような過ごし方をするのか、考えてみることからはじめます。そして、 隣接する洗面室とは、トータルなコーディネートも欠かせません。 洗面室は、洗面、脱衣、洗濯機があれば家事室ともなり、トイレが設置されることもあります。水廻りはどこも、清潔さを保ちたい場所なので、汚れにくく、掃除がしやすい空間にすることも大切です。
 

 

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Living Dining Room

家の中では、パブリックなスペースで、ひとつの大きな部屋であったり、つづきの間になっていたりすることが、多くなっています。家族のだれもが、そこを通り、椅子に腰かけ、ソファーでくつろぎます。映画鑑賞や音楽を楽しむ、家族や友人と語らう、読書をする、食事をする、お酒を飲むなど、日常や非日常の様々なシーンが繰り広げられます。リビング・ダイニングは、例え一人のときでも、家の中に、あるいは庭に、家族の気配を感じられる優しさを心がけたい空間です。そして、ダイニングにはテーブルとイス、リビングにはソファー、これらは空間での存在感があり、日々の暮らしでは大切な役割を果たします。座り心地や、素材感にも、こだわりがあると思います。このような家具は、住まいづくりにおいて、はじめから計画に入れ、トータルに考えることが大切だと考えています。
 

 

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Room

プライベートな部屋では、眠ったり、着替えをしたり、人は無防備になります。それだけに、安心感が求められ、そこで安らぎ、癒されたいと思う場所です。床や壁、テキスタイルの素材選びも素肌感覚での心地良さを考えます。家族であってもそれぞれに、デリケートな好みや要望があり、そのことは大切にしています。また、それと同時に、何十年と暮らすうちには、インテリアの好みが変わったり、成長に合わせた家具が必要になったりもします。はじめは、なるべくシンプルに、暮らしながら育むような余地があると、より自分らしく身体感覚にしっくりと居心地がいい空間なるのだと考えています。